昼間は歌舞伎座。
夕方から、文化村でオレステスを観てきた。
2階のA席。
終始雨を降らせる演出の中、
コロスという女性の団体が登場人物らと台詞を掛け合う。
中嶋さんは声量が足りないのか、雨の音に少々負けていて、がなってる。
藤原君は肘や膝から流血していて痛々しかった。
うーん、ギリシャ悲劇に面白みを求めてはいけないのかなぁ。
あれだけ苦悩し思いのたけを叫んでいながら、 あっけない終わり方。
神と人間の距離が近いっていう位置関係がイメージしづらい…
でも、買ってきたプログラムにの解説やネット検索によると
ギリシャものは「合理主義」と代名詞がつくほどで
この終わり方も当たり前の展開なんだそうだ。
「ギリシャ悲劇」ってこーいうものなんだ、
と知ったことに意義があったのだと思う。
私はあと3回観る予定なので、今日はイントロダクション。
印象は変わってゆくと思う。
観る前に「ギリシャ悲劇」について勉強しておくことを強くお勧めします。
コメント